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  • 社会の歯車

    社会の歯車。

    この世で、最も非常な言葉かもしれない。

    簡単に取り替えがきく。

    どこにでもある、消耗品のように扱われる。

    だが、技術者は気づかない。

    その歯車が、どれだけ全体を支えていたかを。

    ボディーに入った小さなヒビに、気づかない。

    他の歯車にも、日々ゆっくりとヒビが入っていることに。

    ひとつ歯車が取れたとき、

    本当は全体を見直すべきなのに、

    技術者はこう言う。

    「今まで壊れたことがない」と。

    人間も同じだ。

    ボディーの替えなどない。

    どれだけ優れた設計でも、

    それを支えているのは、ひとつひとつのボディーだ。

    だが技術者は、部品だけを取り替える。

    ヒビ割れには、決して気づかない。

    小さな、小さなヒビ。

    それが、ある日ひとつにつながり、

    ボディーそのものを壊してしまうかもしれない。

    その危険性に、気づかぬまま。

  • 仕事改善

    現場で一番困るのは、重大な案件が起きたときに責任者が不在なことではない。

    本当に困るのは、たまたま来た責任者に判断を求めても、

    「私たちでも判断できないから、現場で判断してほしい」と言われる瞬間だ。

    判断できる範囲を超えているからこそ確認しているのに、

    判断権限のないスタッフに判断が委ねられる。

    こうなると、問題の解決ではなく、

    「誰が判断するか」という擦り付け合いが始まるだけになる。

    せめて上に指示を仰ぐという選択肢は持てないのだろうか。